
2ヵ月ぐらい前に注文しておいた作品ができたと連絡が来たので、取りに行った。
たまたま通りかかったギャラリー兼アトリエに、あんまりにも自分好みの写真が並んでいたので入ってみたのがきっかけだった。
私自身も意味のない写真を撮るのが好きだけど、そのギャラリーにはどこか人をなめたような、なんだかおかしい作品がいっぱい並んでいた。値段を聞いたら10ユーロとのこと。その値段なら買いたいと思った。
ただ、私がほしかった作品は大きいサイズしかなく、そっちは確か100ユーロ近くしたのでちょっと厳しい。小さいサイズを作ってくれないかと頼んで、手に入れたのが今回の作品2点。私のためにわざわざ作ってくれたのに、値段はやっぱり1点10ユーロでよかった。自分用に注文するなんて、贅沢。
壁にかけて、一人悦に入る。うれしい。
うれしかったことがもうひとつ。
現在、個性の感じられるドイツ人のお宅を探しているところで、でも私の知人では当てはまる人がなかなかいない。クリエイターの人なら住まいもひと味違うのではと、思い切ってそのギャラリーの人に「私、日本の雑誌に書いてるんですが、あなたのお宅を見せてくれませんか」と聞いてみたのだ。
そしたら「いいわよ」と二つ返事。
ああ、こういうのだった、と思い出した。ベルリンに来たころ誰も知り合いがいなくて、そんなときバーとかでドイツ人と知り合って友だちになったんだっけ(ナンパじゃないよ)。こういうベルリンのフレンドリーさが私は好きだったんだ。思い出した。
今回みたいに、ほとんど知らない人に体当たりでぶつかる感覚は久しぶり。最近仕事の取材でも、知り合いから紹介してもらったりして、自分の手で切り拓く感覚が薄れていた。私の好きなベルリン、一人で開拓する感覚、久しぶりに思い出した。
>私の好きなベルリン、一人で開拓する感覚
な〜んか、いいですねぇ。こーゆーの。
こっちにいるとやっぱり忘れがち。
時々ふっとこーゆーコトしてみると、私もなんかウレシくなります。
そう言えば、ハガキ頂いた「アクセサリーと花の展示」この前行って来ましたよー。
作品も本人もとってもカワイかった^^
りりあんさん、こんにちは。
見知らぬ場所でイチから始めるのって、
なんか生きてるって感じがするんですよ。
海外では、それが手っ取り早く経験できるかな。
アクセサリー&花の展示会、行ってくれたんですね!
本人、かわいかったでしょう。