微笑み返し

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 カフェでお昼を食べていたときのこと。
 私は10名も座れるような大きなテーブルにいた。そこへ、お母さんと男の子の2人がやってきて、近くへ腰かけた。店は昼どきで混んでいて、2人の注文したものはなかなかやってこない。
 待った末にようやっと男の子の元に運ばれてきたのは、イチゴが乗った大きなケーキ。その子はもう、大喜び。なんだか私も嬉しくなってその子を見た瞬間、お母さんと目が合った。
 すると、ニコッとそのお母さんが微笑んだのだ。口の端だけ、ちょっと持ち上げるような感じで。だから私もニコッ。

 ドイツでは(きっとほかのヨーロッパの国もそうだと思う)他人と目が合うと、こうやってニッコリすることが多い。こういう、ちょっとしたコミュニケーションが私はとても好きだ。

 でもこれをうっかり日本でやってしまうと、相手からドン引きされてしまう。変人扱い。ある人が「東京は人口密度が高いから、他人への関心が低くならざるを得ないんだよ」と言っていたが、そういうもんなのか。他人へのちょっとしたコミュニケーションは、自分の心も潤すのにね。

コメント(4)

あ〜こういう事なのかもね。
前回のタバコの件も。
確かに日本では目が合うと急いでそらすってカンジよね。
でも、赤ちゃんや子どもがいると私も結構気軽にニッコリ出来る。
それを見てニッコリ返してくれるお母さんとそうでない人がいるけど、
大抵の人はニコニコするね(特にお父さん)

後ね、田舎に帰ると道ですれ違った人ほぼ全員に挨拶とか会釈とかしちゃうよー。
こっちは知らなくても向こうは知ってる場合があって、
後が恐ろしいってのもあるんだけど・・・(笑)
日本の中でも東京と地方の違いもあるよね。

りりあんさん、そうなんです、タバコの件もこういうことだと
思うんですよ。他人との距離感というか、ちょっとした
コミュニケーションがあるかないかということだと思うんです。

でも確かに赤ちゃんがいると、ニコッとしやすいですね。
あとはペットとか。赤ちゃんと動物にはそういう力があるんだろうな。

東京だとみんな他人って感じで、人のことはどうでもいいのかな?
でも、他人とのコミュニケーションは、社会的な縛りから
やるものじゃなくて、自分にとって気持ちよく、さらに
社会の潤滑油にもなるからやるんだと思うんだよね。
こういうヨーロッパの心地よさを日本にも伝えたいと思うんだけど、
やっぱり日本人のメンタリティには合わないのか、
ドン引きされて終わる。

はい。「呼んでる」ワシです^^

えっと、江戸時代の文化では、「人とすれ違うとき黙礼をする」というものがあったそうです。
もちろん「知らない人」同士でもね。
そうすることで、「すれ違うときにギスギスしない」という効果があるという。
その時代、すでに世界的に見ても人口密度が高い江戸ならではのしきたりでもあったわけです。

で、ワシは子どものころから、ずっと、ふつうに黙礼してきました。
赤ちゃんがいようがいまいが、ペットがいようがいまいが。
もちろんドン引きもあり、見つめ返されることもあり^^
でもね、あるとき気づいた。
比較的高齢の方とは、当たり前のように黙礼し合えるんだよ。
そこで会話が生まれたりすることも多い。
「今日はあったかいわね」とか、ね。

日本のいい文化が、何かを廃れたんだとワシは思ってます。

ところで「小動物」に対しては、
ワシは強烈アイコンタクトとります^^;
「飼い主に」じゃなくて、「小さな主役に」ね!
本日のお相手は、柴犬の「リキくん」でした^^

江戸の作法の本とかが話題になってたらしいね。
いつから変わったんだろうねー、日本。
第2次世界大戦後かな。

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