生き続けていく歌がある

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 きのうは大貫妙子のコンサート。
 日本にいたときは毎年欠かさず行っていたけど、ベルリンに住んでからはご無沙汰だった。今回はちょうど一時帰国のスケジュールと合ったので(というかこのコンサートも考えて、この時期に一時帰国した)、久しぶりに生の大貫妙子を堪能。

 大貫妙子は私のいちばん好きなシンガーソングライターで、最初にその存在を知ったときからもう25年は経つかな。それ以来ずっと好き。アルバムが出るたびに聴いているし、自分がバンドをやっていたころは幾度となくカバーした。

 なので、いちばん最初のころに知った歌というのは25年は経っているんだけど、これが私の中でちっとも古くならない。大貫妙子自身も、一部の曲はその後のアルバムやコンサートで何度もリアレンジしているというのもある。

 ちょうど今回日本に来る前後から、私の頭の中で『若き日の望楼』がリピートしまくっている。最新アルバム『Boucles d'oreilles』(これ、アルバムの中にカタカナがふってないから、どうやって読めばいいのかわかんない。きのうのコンサートでようやくフランス語でイヤリングという意味だと知った。でも発音は覚えられず)に入っているせいだと思うんだけど、あまりに頭の中でぐるぐるしているので部屋で歌ってみたりした。

 この曲、今になってようやく歌詞の意味がしみじみと理解できるような気がする。実感が持てる。
 これが収録されているアルバムが出たのは1980年。30年近くも経って、ようやく私の中でちゃんとその姿を現したというか。歌は、私とともに生き続けている。

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