
ベルリンの夏で物足りないのは、花火。日本ではあちこちで開かれる花火大会が、ベルリンにはない。あったとしても、どっかのお祭りのときにショボくポンポンとあがるぐらいだ。そんなの花火とは認めない。
でも、昨年から始まった花火大会"Pyronale"が、また今年も開催されたのだ。昨年は会場内で涙しながら花火を見た私は、今年ももちろんチケットを買うつもりだった。
ところが、今年はずっと天気が悪い。雨がやたらと降る。当日雨が降ったりしたらやだから、ギリギリまで様子を見よう、と思っていたのが間違いだった。「天気も大丈夫そうだし、チケット買うぞ」とプレイガイドに向かったのは大会前日。そこで係の人からあっさりと「もう全部売切れですよ」と言われてしまったのだった。
不覚だった。どうせ行くつもりなら、さっさと買っときゃあよかったんだ。一緒に行こうと言っていた友だちに売り切れてしまったと詫びを入れ(悠長に構えていた私がなんか悪かったような気がしたのだ)、なぜもっと早く買わなかったのかと落ち込んだ。
が、待てよ。盛大な花火大会なのだ。サッカー・ワールドカップの決勝戦も行なわれた、ベルリンのオリンピック競技場の向かい側のどでかいスペースであげるのだ。近くから見えないわけはないではないか。
と思った私は、当日の夜に会場へ。ダフ屋の存在もちょっとだけ期待したがそれはなく、競技場のフェンスの外でひたすら開演時間を待つ。この時期のベルリンはもう寒い。立っているうちに足元・指先まで血が流れていかなくなったのか、感覚が半分なくなっている。それでも、待つ。
その間約1時間。真っ黒い空がパッと明るくなった。あとはもう、バーン、バーン。
いやー、やっぱり花火はいいよー。花火が私をどれだけ感動させるかは、もうこのコーナーにもちょいちょい書いたのでもう書くまい。とにかく、いいのだ。
ということで、チケットなくても全然問題なし! みなさんも来年は見てください。
いやいや、本当に花火はいいよね。
今日もね。どっかで花火、やってたの。
小田原方面の花火だった。
花火の音が鳴ると、いてもたってもいられなくなる。
「どこだ!どこだ!」と、
家の中からありとあらゆる窓の外をみる。
あの興奮は、なぜ起こるんだろう?
本当に、不思議だ。
ぜひ茅ヶ崎から見える花火も、一度見に来てちょうだい。
メロディさん、本当に花火はいいよねー。
なんか恍惚となっちゃうんだよ。
>花火の音が鳴ると、いてもたってもいられなくなる。
わかる、わかる!
なんなんだろうね、あの興奮は。
私は本当は、花火大会がある8月に日本に帰りたいの。
でも諸事情でなかなかその時期に帰れず、残念。