
前回「ドイツのレトロでかわいいデザインを紹介できるようにします」とか書いておきながら、いきなりデンマークのデザインですみません。でも、念願のスタンドライトを購入してうれしいので、書いてしまう。
壁の色と同様に、数年前からずーっとスタンドライトがほしいと思っていた。天井からのライトが疲れるなあと感じることがけっこうあって、間接照明を増やしたかったから。
私が求めていたタイプは、移動が簡単にできてライトの角度が変えられ、高さも調節可能なもの。もちろんデザインが気に入ることが大前提。
でも、スタンドライトというのは、意外に選択肢が少ない。自分の好みを考えると新品を買うつもりは毛頭なかったから、機会があるごとにセコンドハンドショップを見て回っていた。
それでもなかなかいいのがなくて、そうこうするうちに数年が過ぎていた。
モノとの出合いというのは、本当に縁だと思う。いくら探しても、縁がないときは出合えない。
でもついに!その日がやって来た。
ある日街を歩いていたら、ショーウィンドウに白いスタンドライトが立っている。何だかよさそうなたたずまいだけど、あいにく店は閉まっていた。
家に帰ってからもずっと気になっていたので、次の日出直すことに。「冷静にならなきゃ」と言い聞かせつつも、まっしぐらに店に向かい、いきなり「これはいくらですか?」とお店の人に聞く。
ちょっとしたヴィンテージのライトだと、ヘタすると100ユーロ超えることもある。でも、これはそれよりもはるかに安かった! 買うこと決定!
「これは60年代のデンマーク製なんですよ」と、お店の人。あぁ、やっぱり私はこの時代のデザインが好きなんだな。どうして現代にはこういうデザインがないんだろう。
そして今、私の部屋で大活躍。夕方は壁を照らしてほどよい明るさにし、寝るときはベッド脇に移動させ、ライトを下向きにして読書灯に。
これで、だいぶ好きなものが集まった。欲を言うとあと一つだけ、ほしいと願っているものがあるんだけど、それはいつかご縁が来る日まで待つことにしようっと。
twitter:@kubomaga
部屋が好きなもので埋まっていく感じって何とも言えないですよね〜。
引っ越し先のインテリア、久保田さんの本も参考にさせていただきまーす。
私も、そういう物の買い方(出会い方)大好きです。
実は、気に入らないものなら持たない方がいいぐらい。
そして気に入ったら、ずーっと使う。でも、みんながそんなことすると、母が昔言ってたように景気が悪くなるのかも知れないですがー。
いつか、ベルリンにお邪魔した時には、素敵なお住まいをぜひ拝見したいものです!
えみちゃん、
引っ越しはインテリアを考える絶好のチャンスだよねー。
本を参考にしてくれてありがとう。
ベルリーナーのセンスや考え方は、私も本当に勉強になってる。
Yukoさん、
こんにちは。
私も気に入らないものを買うのは嫌ですね。
多少不便でも、心から欲しいと思うものが見つかるまで待ちますよ。
でも、確かに私たちのような消費者が増えると、日本の景気が心配。
だけど、ドイツはみんな物持ちがいいのに、景気は回っているんです
(ベルリンは貧乏ですが)。
しかも、労働時間も日本よりずっと短いと思われるのに。
バカンスも年に6週間あるし。
これって何故なんだろうと、ずっと考えたり、人と話したりしています。
ベルリンにいらっしゃるときは、ぜひご連絡ください!