ベルリン住宅探し事情

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 安い家賃で、広い部屋に住めるのが魅力のベルリン。
 今でもドイツのほかの都市に比べれば十分に安い(もちろん東京と比べてもはるかに安い)と思うけど、ここ数年で大きく変わってきた印象がある。

 私の友人カップル(ドイツ人)は、ミッテ地区のアパートに8年ぐらい住んでいる。ベルリンのミッテ地区といえば、統一後にレストランやブティックが次々とできて、すっかりおしゃれになってしまったエリア。当然、そこに住みたい人は多い。
 そのカップルが現在のアパートに入居した当時は、まだ家賃も安かったし、入居希望者の競争率も高くなかった。

 でも超人気エリアになってしまった今は、大家としては新しい住人を入れて、その際に家賃も大幅アップしたい。今なら金額が高くても、入居希望者はたくさんいるはず。

 そういう背景があって、その友人カップルは大家から出て行けと再三言われているらしい。大家はなんでも「自分の親戚がここに入居したいから......」と、訳のわからない理屈を並べている様子。
 でも友人はそこに住み続けたいので、弁護士に相談しているという。

 今日は別の友人が、ベルリン市内で引っ越しを考え中だけど、物件が少なくて家賃も高い......と話していた。しかも、ネットでチェックした物件について問い合わせようと不動産業者に電話しても、返事をくれないとか。
 その友人によると、希望のアパートに入居できた別の知り合いは、不動産業者に任意でお金を払ったという話。

 そうまでしないと、人気エリアには住めなくなっているのかな。需要と供給のバランスが、確実に変わってきている。
 何となく私の印象では、2006年にドイツでサッカーワールドカップが開催された後あたりから、ベルリンの住宅需要が増えたような......。

 もう私は、今のアパートから引っ越せないだろうなあ。今と同等の住まいを見つけるのは、まず無理だろうし、あったとしても大家さんが私を選ばないと思う。だって、外国人でフリーランスと来れば、二重苦だからね。
 本当は、寝室用にあと一部屋ほしいんだけど。もっと仕事をがんばれってことか......。

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