マルクト内のニューセレクトショップ

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 ベルリンのMoabit地区に、Arminiusmarkthalleというマルクトハレ(室内マーケット)がある。1891年に建てられた、昔のターミナル駅を思わせるような重厚な建物で、文化財保護の扱いになっている。
 中はいろいろな小売店が連なっている。ベルリンにはこういう歴史的なマルクトハレがほかにもあるけど、ここはとても風情がある。

 そのマルクトハレに、新しくセレクトショップコーナーが年末にオープンしたというので、ちょっと見に行ってきた。

 そのコーナーはzunft[werk]という会社が運営していて、広いホールの一角に食器・手作り雑貨・家具・食品・ワインなどを販売していた。何かちょっとしたプレゼントを探すときに、ちょうどいいような感じの店。

 見たところ、商品自体は悪くないんだろうけど、どの分野も品揃えが少ないのでそこがネックかな。
 例えば、食器とジャムを組み合わせてプレゼントに、と思っても、食器のチョイスが少なすぎる。食器を置くなら、もう何人かの陶芸作家の品を増やした方がいいような気が。

 あとは、価格帯と客層が一致しなさそうな予感。このマルクトハレは本当にきれいで、その点ではセレクトショップのコンセプトにぴったりなんだろうけど、建物があるMoabit地区は富裕層が住むエリアではない。

 しかもマルクトハレ内のほかの小売店は、決して高級店ではない。「超普段着」っていう店が並ぶ中で、ある一角だけちょい高級っていうのは、どうなんだろう。セレクトショップに来るお客さんは少しだけ特別感を期待しているだろうから、超日常的な肉屋さんや八百屋さんを通り抜けて行きたいだろうか。
 
 数カ月後どうなっているか、また見に行ってみよう。うまくいってそうなら、何かの機会に取材してみたいし。

twitter:@kubomaga

コメント(2)

ほんと。食器とかかわいくないねえ。でも建物とか雰囲気がすてきそうだからみにいってみたい。でもパンとかチーズとかあまりおいしそうでもないねえ。どんな客層目当てなんだろうか。ふしぎ。

めぐちゃん
でしょー?
なんかもうひとつな感じなのよ。食品とかは南ドイツ産の缶詰とか、ちょっと惹かれるんだけどね。
建物は本当にいいよ。素敵。

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