
日本人が持っているドイツ人のイメージって、どんなだろう。「勤勉・時間に正確・合理的」とか、そんなかな。
まあ、60代以上の人には比較的当てはまる気がするけど、若い人はどうかなー。
ベルリンでいろんな人の話を聞くうちにいつしか理解したんだけど、ドイツは68年の学生運動でそれまでの社会がガラッと変わり、人々の価値観もリベラルな方向へ大きく転換したんだよね。
今の日本人が持っている、ドイツ人のイメージって、学生運動前のドイツのものって気がする。少なくとも私は、日本人より勤勉な民族をこれまで見たことがない。
それでもやっぱりドイツ人的な気質っていうのはある。それが端的に表れていると思えるものを、今回の出張で見つけた。
それは、ホテルの朝食時にテーブル上に置いてある小さなゴミ箱。
なんか、前振りで学生運動とか持ち出した割に、一気にゴミ箱の話になって申し訳ないけど、私はこれがドイツ人らしいと思う。
この「卓上ゴミ箱」は、朝食時に出たジャムの空きパックとかバターの包み紙みたいなゴミを捨てるためのもの。
「これあがあれば、お皿の上がいつもきれいでいいじゃないか」と言うけど、ゴミ箱をテーブルに置くという神経は、私にはないなあ。
フランス語圏ベルギー在住の日本人は以前「食卓にゴミ箱があるなんて、ドイツだけ」と言っていたけど、確かにラテン文化圏にはなかったような。ドイツ語圏スイスやオーストリアはどうだろう。
これこそ、ドイツ人の清潔好き、整理整頓好きを物語っていると思う。風情よりも合理性重視、とも言えそう。
twitter:@kubomaga
ゴミ箱って感じじゃないから私はあったほうがいいな~
ホテルのビュッフェブレックファーストとかだと
ドイツ系の多い東欧圏だとこれ、おいてあって重宝してました
イタリアには少なくともなかったとおもうよ
お、森玉さんは賛成ですか。
東欧圏にはあるんですね。東欧文化でも
これは受け入れられているということか、
それともドイツ人が多いからなのか。
こんにちは。
以前、ベルリン内のヴィンテージの壁紙屋さんについて伺った
者です(メールでだったと思います)
私の中でのドイツのイメージは、たくさんの緑(木々)・ソーセージ、バームクーヘン、ジャガイモ、ゴシック文字、素朴だけど味わい深いインテリア・・等等。
かなりミーハー的表現ですいません。
ドイツが好きな事もありますが久保田さんの記事が毎回、
読み応えあってとても愉しみにしてます。
壁紙の本、早速購入しました☆
これからも愉しみにしてます!
oriさん、こんにちは。
そして『ウォールペーパー・インテリアレッスン』をお買い上げいただき、
ありがとうございます!!
著書を買っていただけるのが本当にありがたいんですよ。
売上が悪いと、もう仕事がなくなってしまうという
崖っぷちフリーランスなもんですから。
本書を楽しんでいただけることを願っています。
さて、ドイツのイメージですが、oriさんの挙げていらっしゃるものは
まったくその通りだと思います。大都市でも緑は多いしソーセージは最高!
ドイツ名物とされているビール、ジャガイモ、ソーセージは
間違いなくおいしいですね。
以前一時帰国した際に、久々に日本でソーセージを食べたのですが、
ドイツで食べるのとまったく違う食べ物という感じでびっくりしました。
ドイツの食べたら、もう日本のは食べられない、そのぐらい
ドイツのソーセージはおいしいですよね。
すみません、食べ物のことについて書き出すときりがない…。