みなさん、ドイツ語の勉強は続いているでしょうか。日本にいると、私もついついドイツ語から離れがち。日本で外国語を習得するのは、大変なものです。今月も『テレビでドイツ語』で勉強しましょう。
今月は12月号。12月といえばクリスマス。そこで今号の連載「南ドイツの小さな町」では、クリスマスマーケットの美しいウルムを訪れました。
ウルム市民は、行政にどんどん口を出すそうです。観光の目玉は、教会の塔として世界一の高さを誇る大聖堂。それがなんと市民の要請と資金でできたというのですから驚きます。
このウルム気質は現代にも受け継がれているようです。というのは、この大聖堂の前にシュタットハウスというモダンな建物の建築が決まった際、大反対が起きて市民投票にまで持ち込まれたのです。
結局、シュタットハウスは計画通りに建設されたのですが、市民がきちんと意見を持ち、行動に移すという点は、学ぶべきじゃないかと思いましたね。
そのほか、散歩にぴったりな昔の民家が並ぶかわいい一角もあって、ウルムの魅力は一言では言い尽くせないのです。
なので、ぜひ実際に旅行して多くの魅力を味わってください。ちょうどクリスマスマーケットも始まります。ロマンティックな雰囲気に浸りに、この冬ウルムへ行ってみませんか?
twitter:@kubomaga