例外的にいわゆるカフェもあった。Pompiという店
私はベルリンでずっとカフェ取材の仕事をやらせてもらっているので、旅行先でもカフェが気になる。当然ローマでも、いろいろなカフェに入りたいと思っていた。
ところがローマでは、私が思うカフェ、つまり「座ってコーヒーやお茶が飲め、場合によってはケーキや軽食も食べられる店」というものはほとんど存在しなかった。
いや、コーヒーを飲める店というのはある。BAR(バール)がそれ。比較的小さな店内に、サンドイッチやお菓子が並んだショーケースとカウンターがある。テーブル席がいくつか並んでいることもある。
でも、椅子に座ってゆっくりコーヒーを飲む人はまずいない。お客さんはひっきりなしにやって来るものの、みんなカウンターでエスプレッソをパッと飲んでは、お店の人とちょろっと会話して、サッと引き上げる。
イタリアでは(フランスでも)、カウンターでの立ち飲みと座席飲みでは値段が違う、お客はみんなカウンターで立ち飲みだと聞いていたので、あぁ、このことか、と思った。朝のバールは、日本の「富士そば」の光景とちょっと似ている。
観光客の私は、終日歩きっぱなしなので疲れている。コーヒーも飲みたいけど、椅子にも座りたい。でも店内を見回しても、カウンターはあれど椅子はない。そんなことばかりで、非常に困った。
そしてもうひとつ困ったのがトイレ。ローマのバールでは、私が入った限りではどこもトイレに便座がなかった。それが標準なんだろうか。
そんなわけで、私がカフェ取材の仕事をできるのは、ベルリンに住んでいるからだと実感した旅行だった。
へえ~ローマはそうなんだ?
トリエステはオーストリアの影響が濃厚で、
街にはもちろんバルもあるけど、歴史あるカフェがいっぱいあるよ
同じイタリアでもずいぶん違うものだな~
一度行ってみてね!
森玉さん、
トリエステは北部ですもんね。イタリアは南北でかなり違うと聞いているので、
トリエステではきっと全然違うんでしょうね。
一度行ってみたいですが、スロベニアも行ってみたいし、
行きたい場所が多すぎる…。