giorniドイツ特集号発売中!リアルに書きました

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内容超充実。文庫本ブックカバーもついてます

 みなさま。giorni(ジョルニ、実業之日本社)2012 AUTUMN号が発売になっております。今号の特集は「すっきり、きちんと ドイツの暮らし方と家事習慣」。門倉多仁亜さんに教わるドイツ式献立術や、ドイツ人家庭のすっきりきれいに暮らす習慣など、「これぞドイツ!」な内容です。ドイツにご興味のある方、日々の暮らしをすっきりとラクにしたいという方、ぜひともご覧くださいませ。

 私は「学びたい! ドイツの暮らし方」の一部と「ドイツの最新家事術」を担当させていただきました。
 「学びたい! ドイツの暮らし方」は、ドイツ人の一般家庭にお邪魔し、整理整頓のコツやお掃除についてインタビュー。お部屋の写真もドーンと大きく掲載されていて、楽しんでいただけるのではないかと思います。

 「ドイツの最新家事術」は、家事のプロ団体を取材しました。この取材を通して、あ、やっぱりドイツって合理的、との思いを新たにしました。目的があって、それを達成するために計画し、実行する、そんな感じです。これは、日本人がわりと苦手とするところではないかと思います。このスパッとした合理性、生活をラクにするには参考になります。

 今回の記事は、私が実際に取材して、見て、知ったことを本当にリアルに書きました。実はそれは、わりと勇気が必要でした。
 というのは、「ドイツの家事」という分野に対して日本では既に出来上がったイメージがあり、それに則った内容が求められているように以前から感じていたからです。
 でも、実際に現地で生活していると、そうではない現実もいろいろ見えてくるものです。また、現地特有の習慣や住環境などがわかってくるので、理解できることが多々あります。

 例えば、ベルリンの集合住宅は東京に比べて一般的に広いですし、地下や納戸などの収納スペースが付属しているケースが多いです。それはやはり便利です。
 また、部屋のお掃除を定期的にプロに依頼することも珍しくありません。日本では、お掃除の外注は非常に贅沢と思われるかもしれませんが、私の知る限りベルリンでは比較的手頃な価格(時給にして1500円程度)で頼めます。それは、諸外国からやってくる労働者がいるという背景もあります。

 そうした背景を知らないと、まるでドイツ人が常に自分一人で家事を完璧にこなしていると思うかもしれません。そう思うことで、自分を責めたり、プレッシャーを感じてほしくないのです。だから、今回はそういう状況も書きました。こうしたことも書かせていただけて、感謝しています。

 確かにドイツ人は整理整頓が上手です。遺伝子の中にその能力が組み込まれているのではないかと思うことがあります。誌面からそれが伝わるように書いたつもりです。
 毎日をラクに、楽しく過ごせるように、ドイツの暮らしがヒントになればうれしいです。

コメント(5)

こんにちは。

giorni秋号買いましたよ〜
【ドイツの最新家事術】の記事は、面白かったです。
私もこの団体で指導を受けたい(笑)
特に洗濯に関しては、すごいな〜です。
以前ドイツに語学留学していた際の寮の洗濯機は、いつも[これでもか、これでもか]というくらい念入りに洗濯してくれました。
「おいおい、そんなに一生懸命洗濯しなくても…」といつも思ってました。
タニアさんが書かれていたのかな?『洗濯物を煮沸する』と聞いたことがあるような。
あと、『ドイツ人はアイロンかけが好き』で何でもかんでもアイロンがけすると聞いたことがあります。

9/5に発売されたタニアさんの新刊【タニアのドイツ式整理術・完全版】も購入して、今読んでます。
Ordnung ist das halve Leben. は、整理整頓好きの私としては、ヨダレが出そうなくらい、とろけるくらい好きな諺です。
会社のPCにもこの諺をポストイットに書いて貼ってますし!(笑)

9/13に発売される【ドイツ式心地良い住まいの作り方】も楽しみです。


こういう内容待っておりました!!明日買います!楽しみです、そうですよね~いろいろな事情があるのだと思います。ドイツにも家事代行?オーガナイザーいるのでしょうか??1500円はドイツでは高いのでは???

北村さん、
お買い上げありがとうございます!
「家事ネットワーク」は文字通り家事のプロ集団なんですよ。
ここでは様々な家事講習会を開催しています。生徒向けの家庭科コースを見学しましたが、実技だけでなく理論も学べるんです。
この団体によると洗濯物の煮沸は、現代ドイツではほとんど行わないそうです。
洗濯機には効果的なプログラムがあるので、目的に合ったプログラムを選んで洗濯機で洗った方が、環境への負荷も少ない、という意見です。
また、アイロンがけの習慣も、年代によってもちろん異なります。
こういう団体を取材すると、自分の勉強にもなりますね。
私は引っ越を機に、以前よりも部屋やキッチンをきれいに保つよう努力するようになりました。

かわさきさん、
こんにちは。ベルリンでは定期的(週1回とか月1回)にお掃除を頼む人が少なくないです。日本だと「換気扇コース」のように、特化したコースがあるようですが、ここではそうではなくて、普通に室内の掃除を依頼します。
1回2〜3時間なので、その程度なら払っていいと考えるようです。つまり、室内をすっきりと保つのに、それだけの金額を払う価値があると考えているんですよね。

こんにちは。

日本は次から次へと商品が発売されるし、細かい所に手が届く的な、こんなものあったら便利的なでしょう商品がたくさんありますよね。
気を付けていないと、家に物が溢れてしまう…
『クロゼットに入る分しか持たない』なんて耳の痛いコメントです。
毎日気持ち良く暮らす為には、家の中がすっきり片付いているのは大事ですよね。【さあ、掃除するぞ】と気張らなくても、毎日、(出して使った物を元の場所に戻す)とかちょっとずつで大丈夫。

9/9(日曜日)の日経新聞の文化面で作家の多和田葉子さんが【ベルリンの夏と冬】について書かれてました。
"ドイツ人は例え35度を越える日が続いても、夏を愛し続け、戸外で過ごす時
間が長くなるように常に工夫を怠らない。あらゆる店が店の前の歩道に椅子を出すので、歩道が居間になってしまったような、町が一つの家になったような夏らしい連帯感が生まれる。" 等々、ふむふむと思う所が多い記事でし
た。
同じ文化面の[欧人異聞]ではドイツの勤勉な旅行本として、"ベデガー"が紹介されていました。

ちょっとしたドイツdayでした。


北村さん、
日本は何かと便利すぎると思うんですよ。気の利いたものがたくさんあるし、新製品も次々と登場しますよね。それを見たら買いたくなる気持ちもわかるんです。日本人の私から見てですが、ドイツには気の利いた商品が少ないんです。
だから、日本でシンプルライフを送るには、よほど心しておかないとダメだと思うんです。
たくさん買いたいタイプの人は、定期的に物を見直して処分する日を設けるといいですよね。取材した人で、そう答えている人が何人かいました。
多和田葉子さんの書かれていること、すごくよくわかります。私も夏の一日一日がとても重要です。

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