すっかり更新に間があいてしまって、すみません。
最近は、雑貨ネットショップのアムゼルブログをかなり頻繁に更新していました。「アムゼル」をなんとか軌道に乗せないといけないと思っていて。雑貨やデザインの話もずいぶん書いています。
でもこのクボマガは、私が好きなことを書ける場なので、もちろんこれからも定期的に(できればもっと頻繁に)更新したいと思ってます。これからも、どうかよろしくお願いします。
ということで、本当は今回は前回の「衣食住の順番」の話を受けて「食」について書こうと思っていたんだけど、本当に久しぶりに晴れて、心も晴れ晴れしたのでそのことを。
ベルリンは、私にとって本当に心地いい町。できる限りここに住んでいたい。
でも一つだけ問題が。
それは冬の暗さ。寒さではなく、暗さ。
とにかく太陽が出ない。来る日も来る日も、どんよりと暗い。そして、知らぬ間に鬱状態になっている。
1月は、まさに鬱状態に陥っていた。締め切りに追われていなかったから、よけいに鬱になりやすい環境が揃っていた。
灰色の空が、フリー故に常に抱えている将来の不安をさらに増長させる。ネガティブな思考しかできない。外に出るのが億劫。朝起きられない(これはいつもか)。気づいたときには、もう何をする気力もなくなっていた。
こういう状態は、ベルリンに来てからこれまで何回も経験がある。だから、「あぁ、今は状態がよくないな」ってわかるんだけど、解決策って見いだせない。じっとして、快復するのを待つしかない。
こういう症状を「季節性感情障害」またの名を「季節性うつ病」と言うんだと知った。
2月に入ってから少しずつ気持ちが上向きになってきた。
そして今日、久しぶりに太陽が出て、青い空が見られたことで「快復した」とはっきりと言える。
人間にとって、太陽の光がどんなに大切か。ベルリンに来て嫌と言うほど思い知らされた。
ベルリンに来たばかりの頃、ドイツ人が「今日は天気が悪いからやる気が出ない」と言っているのを聞いて、「どんな天気だろうが仕事はやるんだよ、オラッ」と思っていたけれど、今ではその気持ちもわかる。
人間だって動物。日照時間の短い冬は、冬眠状態に入っておかしくない。
日本でそれを感じなかったのは、ドイツほど季節による日照時間の差が大きくないからか、動物としての感覚を閉ざすような環境だったからなのか。