2007年8月アーカイブ

TAKEN出てます

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 8月末発行のベルリン発日本語フリーペーパー「TAKEN(テイクン)」、いつもの日本関係のお店に置かせていただいています。もう通算15号になりました。今号は、ちょっとデザインに凝ってますよ。ご覧ください。
 ウェブではこちらで。

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 ベルリンはドイツの首都。だから人はドイツ語を話す。でも最近、ベルリンで英語を使わなきゃまずいシーンに多々出くわしている。

 それは外国人が増えてるから。統計上は調べてないけど、とにかく感覚的に増えている。そういう外国人で、英語しか話さない人がけっこういるんだよ。 
 私、英語できないから本当に困る。何か言おうと思っても、全然出てこない。ドイツ語→英語という流れを経ないと何も言えない。その流れを経ても、ドイツ語しか出ないこともよくある。

 この前なんか取材した店のオーナーが外国人で英語しか話さず、ドイツ人のパートナーが脇にいたからよかったものの、そうじゃなかったら無理だった。「英語できる?」「できない」で終わるとこだったよ。
 ドイツ人は好んで英語を話す人が多いからそれでいいんだろうけど、私は困る。

 ちょっと前までなら、英語を勉強するよりドイツ語をもっとできるようにしたほうがいいと思っていたけれど、最近は中学校の英語の本をおさらいしようという気になってきている。

こうして1日は過ぎる

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 昼間の酒というのは、やっぱだめだなー。そのあと、すごくだるくなる。
 家に帰ったら原稿書きをしなきゃと思ってたのに、玄関を開けたらその足でベッドへ直行。目が覚めたら外はすっかり暗かった。

 しかし、帰ったのは昼間ではなく、午後7時すぎ(まだ明るい)。それまで何をしてたかというと、この土日は官庁の一般見学デーだったので、それを見に行ってたりしていた。
 私は首相府を見てきたが、ここはそんなにおもしろくなかったかなー。建築的にはおもしろいんだろうけど、私はその辺の知識もないしね。あとは、館内のあちこちにアート作品の展示とか。来年は違うところに行ってみよう。

驚きの接客

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 日本では、お客様は神様。デパートとかで受けるうやうやしい応対は、たまに一時帰国するとびっくりすることがある。
 翻ってドイツでは、サービス業は全般的に評判が悪い。特にベルリンは、ベルリン人も太鼓判を押すほど接客態度が悪いとされている。

 しかし私はこれまでたくさんの飲食店を取材してきて、多くのオーナーが「フレンドリーサービスをモットーにしている」と答えたのを聞いた。まあ、取材だからそれは当然かもしれないけれど、実際に私が行った店は、どこもなかなか感じがよかった。だからベルリンの接客態度が悪いと聞いても、あんまり実感がなかったのだ。

 でもきのう、おもしろい接客に遭遇した。
 友人たちとレストランに入り、それぞれ料理を注文した。私はカレーソース+ライス(日本のカレーライスのイメージとは全然違う)を頼んだところ、出てきたのは皿に乗ったペンネだった。
 あれー、私、ライスを注文したはずだよなー、ペンネはどう考えてもライスじゃないよなー、と思い、皿を持って来たウェイトレスさんにそう伝えた。

 「ちょっとお待ちください」と引っ込んだウェイトレスさん。再びやってきて私にメニューを示しながらこう言った。

 「確かにあなたの言うとおりで、注文された品はカレー+ライスでした。でもこれはソースも具もそれとまったく同じで、ライスがペンネになっただけなんです。値段も一緒です」

 この応対、ちょっと感動すらした。その言い方はいささかも申し訳なさそうでなく、かといって高飛車でもなく、ごくニュートラル。本当に心からそう思ってる、という感じ。

 それで私も、そこまで米にこだわっていたわけでもなかったし、お腹もすいていたので、そのカレー+ペンネをそのまま食べることにした。ウェイトレスさんのあまりに悪意のない応対に、まったく腹は立たなかった。
 それに、たとえライスに変えてくれと言ったところで「そのペンネをどけて、ライスを乗っけるだけじゃない?」という友人の言うとおりになることだろう。だったらペンネのまま食べたほうがよほどいい。

 非常に驚きが大きかったので、なんかそれで済んでしまったこの接客。でも日本じゃあり得ないだろうなー。

出会いと別れ

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 先週のことだが、以前取材させていただいた人を通じて、新しい人と知り合える機会があった。こういうのって、うれしい。人との出会いは、本当に縁だよなー、と思う。
 だから、知り合えた人との縁は大切にしたい。そして、どんな形で別れが訪れようと、出会えたことに感謝できたらいいと思う。
 あー、私まだ前回の内容ひきずってるな。もう止めにします。

無念

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 若い人の死というのは、やりきれない。
 その人は私の直接の知り合いではなかったが、私と同年代だった。ガンだった。わかったときにはもう、余命半年だった。

 いくら定期的に健康診断を受けていたって、検診以外の部位がガンになったらどうしようもないじゃないか。いったいどうしたらいいというのだ。

 人はなぜ病気になるのか。どうしたら治るのか。
 ごめん、ちょっと混乱。

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 リコーのデジカメが壊れたので、仕方なく一眼レフデジカメを持ち歩く。こっちのカメラは買ってから日も浅いし、ふだんは使っていなかったのでいまひとつ慣れていない。家に帰って、撮った写真をパソコンの画面で見てみたら、あれー、なんてことになっている。

 でも、これって慣れていないだけじゃなくて、私の気持ちのせいも大きいんじゃないかと。
 写真でも何でもそうだけど、作品には作った人の思い入れが全部出てしまう気がする。気合を入れないで撮った写真は、やっぱりなんかいまひとつ。きっと最近、写真に対する気持ちが薄いんだろうな。

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 愛機デジカメ、リコーCaplio GX8が壊れた。はっきり言って、またかよという感じ。
 私はこのGX8の前にGXを使っていて、このときは2度故障した。2度ともレンズのズーム部分の故障。2度目の故障後に今のGX8に買い換えてからはこれまで故障はなかったのだが、それにしたって買ったのは2006年5月。たった1年3ヵ月前じゃん。そんなんで壊れちゃたまらない。使い捨てカメラじゃないだろ、デジカメは。
 
 そんなに壊れやすいCaplioシリーズをなんで使っているかというと、
 ・ズームレンズで、広角28㎜から撮れる
 ・レンズが明るい
 ・マクロに強い
 ・色味が自然
 ・絞り優先オート、マニュアルモードがある
 ・その気になれば外付けストロボも使える(使ってないけど)
など、仕事にもプライベートにもマルチに使えるから。デジカメはいろいろあるけど、条件にぴったりあてはまるような機種は、実はなかなかない。

 Caplioシリーズのズーム部分が故障しやすいのは、けっこう有名。でも、上記のようなわけで2台目を買ったのだが、またしても壊れた......。

 実はこういう場合に備える気持ちもあって、この前日本で一眼レフデジカメを買ってきた。なので、仕事のときはそれを使えば問題ないんだが、私は常にデジカメを携帯していて、気になる瞬間を撮るというのが趣味なので、それには小さくて高性能のカメラじゃないといけない。身軽なのが好きなので、一眼レフなんか持ち歩きたくない。
 それにコンパクトデジカメと一眼レフじゃ、撮ってるときの気分が全然違う。私が好きなのは、コンパクトカメラで身軽に撮る写真なんだ。

 どうしたものか。修理のために日本に送るのもどうかと思うし(日本で買ったから)、今度の一時帰国まで待とうにも、それはいつだかまだわからない。その間コンパクトデジカメなしで過ごすのも嫌だし。

 Caplioシリーズをお使いの方は、ぜひお気をつけください。っていっても、気をつけようがない。落としたわけでもないのに、急に壊れるから。
 リコーの人も、このカメラが壊れやすいという話は聞いているんだろうから、ぜひとも改善していただきたい。これは会社の信用問題だと思います。

典型的なベルリンの1日

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 取材を通して知り合ったカフェのテラス席で、1人でコーヒーを飲んでいた。顔なじみになったオーナーがいつも店に立っているから、仕事の合間におしゃべりをする。
 すると、向こうからやって来た人に「ユキ?」と声をかけられた。知り合いのドイツ人だった。彼もこの店にコーヒーを飲みに来たようだ。そのまま私の向かいに座り、「何してんの?」と新たな会話が始まった。

 その間にオーナーは、別の友人客とおしゃべり。オランダに住んでいたときの友人らしく、会話はオランダ語のようだ。
 そのうちに、私の知り合いのドイツ人は店を去っていった。残った私は、オーナーの友人のオランダ人とドイツ語で話し始める。

 なんか、これって超ベルリンっぽいと思ってしまった。カフェでまったりして、知人と偶然会って、ひとときを過ごす。そこで新しい人と知り合ったりもする。この時間の過ぎ方、人とのかかわり、いろんな人種。こういうのが、私にとってはまさにベルリン。ベルリンのこういうところが好きなんだ。

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 7月になってからずっと涼しくて、今年の夏はもう終わったのかしらと思っていたら、ここ数日ようやく太陽が戻ってきてうれしい。こういうときは、すかさず外に出なければ。本当は湖に泳ぎに行きたかったけど、諸々の理由により断念、ピクニックに変更する。

 しかし、ピクニックもまた楽し。いそいそと弁当を作り、ワインを持って川べりへ。夕方7時ごろから出かけて、日没の9時半頃まで芝生の上で食べて、飲む。そうそう、こういうときに忘れがちなのがコルク栓抜き。これがないとせっかくのワインが飲めなくなるので要注意。実は私も家を出てから忘れたことに気がついて、いったん家へ引き返したのだった。

 本当にベルリンの夏はいい。天気さえよければ。でも冬があんなにつらいんだから、夏が最高でちょうど割に合うだろうという気もする。だから夏に暑くなってくれないと、私は冬を耐え切れない。
 夏は楽しいことばかり考えていればいいのに、冬のつらさを知ってしまってからは、どんなに天気のいい夏の日でも、いや天気のいい日こそ、冬の厳しさが頭をよぎる。この楽しさはいつまで続くかわからない、と思ってしまう。

 いったんつらいことを経験してしまうと、どっぷり幸せに浸れなくなってしまうのかも。それってなんか不幸だな。それとも、そういう出来事が人間の幅を広くさせるのだろうか。
 なんて、天気ひとつでこんなことまで考えてしまうとは。大げさな。

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 ちょっと前に、車で遠出したときのこと。田舎の一本道を走っていたら、道がそのまま川の中に入って消えていた。川をはさんで向こう岸にはまた道が見える。

 道と道の間に川。どうすんだ。

 これは何も大雨で水没したわけではなく、もともとこういう状態らしい。普通なら橋が架けられるところだが、ここにはない。

 ところが、向こう岸から車を積んだ船が、ゆっくりこちらへ向かってくる。渡し舟らしい。この時代に、まだそういうものが存在していたのか。
 船がこちら側に着くと、乗っていた車は一列にこちら側の道に乗り出て走っていった。それと交代に、今度はこっちが船に乗って、向こう岸まで数分の船旅。

 驚いたことに、この船にはモーター類は一切なく、川の流れの力だけを利用してあっちへ行ったり、こっちへ来たりしているらしい。川の数ヵ所からロープが出ていて、船をつないでいる。船は川の流れに対して垂直ではなく、少し斜めになっているので、その角度で動くらしい。

 なんかわかるような、わかんないような話だが、とにかく船は向こう岸について、何事もなかったかのように車はまた走り出したのだった。

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 私たちが作っているフリーペーパー、TAKEN(テイクン)の最新号のお知らせを、きのうこのクボマガでお知らせしたばかりだけど、なんとそのTAKENがこのたびベルリン情報誌のZitty(ツィティ)で紹介されました! ベルリンにお住まいの方は、ぜひZitty最新号(8月2日~15日号)の10ページをご覧ください。

 で、何が書かれているかと思ったら、連載コーナーのひとつ、「Dr.スーの人生相談」のこれまでのドイツ語訳が載っていた。誰かが訳してくれたらしい。これはみなさんから好評をいただいている連載なんだけど、ドイツ人にも興味深いのかしら。
 とにかく、日本人だけでなく、ドイツ人にも徐々に知られてきているとは本当にうれしい!
 TAKENはバックナンバーを含め、ウェブでいつでもご覧いただけます。こちらをクリックしてね。

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